横川医院だより

インフルエンザの流行シーズンがはじまります

厚生労働省によると、令和7年第39週(9月22日~9月28日)の感染症発生動向調査で、インフルエンザの定点当たり報
告数が1.04となったそうです。
流行開始の目安としている1.00を上回ったため、今年もインフルエンザが流行シーズンに入ったと考えらると、発表されました。
まだ半袖で場合によっては真夏日にもなりかねない気温なのにもうインフルエンザ?と思ってしまいますが、実際にはもう10月。病院では、インフルエンザの予防接種が始まっています。

季節性のインフルエンザは流行が始まると、短期間に多くの人へ感染が拡がってしまいます。
お仕事などをお休みできない方たちは高齢の方はインフルエンザワクチンを打つことによって、重症な肺炎などにかかることを予防することができます。また、6歳未満のお子様をを対象とした研究でも、インフルエンザワクチンの有効率は60%と報告されています。現在使われているインフルエンザワクチンは、接種すればインフルエンザに絶対にかからない、というものではありませんが、インフルエンザの発病を予防することや、発病後の重症化や死亡を予防することに関しては、効果が期待されます。

しかし、インフルエンザワクチンは、接種してすぐに効くわけではありません。摂取した後、約2週間で抗体がつくられます。そして、つくられた免疫は、時間とともに少しずつ低下してしまいます。インフルエンザの流行の期間は、地域差もありますが、一般的には11月くらいから翌年の3月くらいですから、あまり早くから打っても抗体が持続しないし、あまり遅くても抗体が間に合わないという状態になってしまいます。つまり、「早すぎず、遅すぎない時期」に打つことが、がインフルエンザワクチンの理想なのです。そう考えると、最もバランスがよいのは10〜11月に接種を済ませることではないでしょうか。

横川医院では、10月1日より、インフルエンザワクチンの予防接種を開始しております。
詳しくはこちら、「2025-2026 インフルエンザワクチンのお知らせ」をご覧ください。

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