横川医院だより

暑さ指数(WBGT(湿球黒球温度)をご存知ですか?

8月が終わりました
台風が続き、秋の気配がでてくるかなと思いきや、まだまだ蒸し暑い日が続きそうです。
夏前から注意喚起されている熱中症も、継続して対策が必要です。

熱中症を防ぐためには、それぞれの場所に応じた対策を取ることが重要です。

室内では、
・扇風機やエアコンでの温度調節が必要です。朝の涼しいうちは大丈夫、などということは
ありませんので、しっかり使用してください。また、遮光カーテン、すだれなどで室温を
こまめに確認することも大事です。

屋外では
天気のよい日は、日中の外出をできるだけ控えることも大切ですが、
なかなかそうはいかない場合が多いですから、日傘や帽子の着用したり、こまめな休憩をとりましょう。

さて、こうした熱中症への対策では、様々な状況判断が必要です。
その一つの指標になるのが、暑さ指数(WBGT(湿球黒球温度)です。
WBGTとは、熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案された指標で、暑さ指数(WBGT)は人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい ①湿度、 ②日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、 ③気温の3つを取り入れています。
厚生労働省もこの指数を使用していますが、厚生労働省で発表しているデータでは、WBGTが28(厳重警戒)を超えると熱中症が増えているという様子がグラフで表示されています。(厚生労働省 熱中症予防情報サイト

WBGTの日常における指標は、

25未満 注意
25-28 警戒
28-31 厳重警戒
31以上 危険

となっています。

「今日のWBGT値(近似値)」は、日本気象協会のWebサイトなどで確認できます。
お出かけ前にちょっとチェックをしてみてはいかがでしょうか



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