細菌?ウィルス? 食中毒には原因があります!
梅雨明けから「一気に真夏」という気候が続いています。カラっと晴れているかというとそうでもなく、湿度も高い今のような時期は、特に「食中毒」の危険性が高まります(食中毒は1年中ありますが・・)
ご存知の通り、食中毒の原因は一つではありません。
大きく分けると細菌とウィルスになりますが、外食だけでなく、毎日食べている家庭の食事でも発生します。風邪かな?と思ったら食中毒だったということもありますので、「たいしたことない」と軽く考えないようにしましょう。
食中毒は、その原因となる細菌やウイルスが食べ物に付着し、体内へ侵入することによって発生します。
厚生労働省では、原因によって予防の方法を紹介しています。いずれにせよ、「体内に入れない」ことが大事です。
(厚生労働省Webサイトより抜粋)
細菌性食中毒予防の3原則
細菌による食中毒を予防するためには、
・ 細菌を食べ物に「つけない」
・ 食べ物に付着した細菌を「増やさない」
・ 食べ物や調理器具に付着した細菌を「やっつける」
ウイルス性食中毒予防の4原則
ウイルスの場合は、食品中では増えないので、「増やさない」は、当てはまりません。ウイルスは、ごくわずかな汚染によって食中毒を起こしてしまいます。
ウイルスを食品に「つけない」を確実に実行するためには、調理者はもちろんのこと、調理器具、調理環境などの調理場全体がウイルスに汚染されていないことがきわめて重要になります。そのようなウイルスに汚染されていない調理環境をつくるには、調理場内にウイルスを「持ち込まない」、仮に持ち込んだとしても、それを「ひろげない」ことが大切です。
ウイルスによる食中毒を予防するためには、
・ ウイルスを調理場内に「持ち込まない」
・ 食べ物や調理器具にウイルスを「ひろげない」
・ 食べ物にウイルスを「つけない」
・ 付着してしまったウイルスを加熱して「やっつける」
皆さんも、口に入るものには気を付けて、暑くても元気な夏を過ごしましょう!
体調がおかしいな?と感じたら、すぐにかかりつけの医院を受診してください