横川医院だより

花粉症の季節がやってきました

春の訪れとともに、今年も花粉症のシーズンが本格的に始まりました。東京都では、例年よりやや早い2月10〜12日頃にスギ花粉の飛散が開始し、昨年の約1.4倍の飛散量が予測されています。現在はスギ花粉がピークに入り、これからヒノキ花粉が徐々に増えてくる時期です。

花粉症は、花粉そのものが悪いわけではなく、体の免疫反応が過敏に働くことで症状が出るものです。毎年のこととはいえ、くしゃみや鼻水、目のかゆみなど、日常生活に大きな負担を感じる方も多い季節です。
春の花粉症の中心となるのは、スギとヒノキの2種類です。

スギ花粉:東京都では2月上旬から飛び始め、2月下旬〜3月中旬がピーク

ヒノキ花粉:3月下旬から増え始め、4月上旬にピーク

今の時期(3月上旬)は、スギ花粉が最も多く飛んでいる時期であり、症状が強く出やすいタイミングです。ヒノキ花粉はこれから本格的に増えていきます。

花粉を防ぐためにできること
花粉症のつらさを軽減するためには、「花粉を体に入れない」ことが基本です。日常生活の中で取り入れやすい対策をまとめました。

外出時の工夫
不織布マスクで鼻や口からの侵入を減らす
メガネやサングラスで目を守る
花粉が付着しにくい、表面が滑らかな素材の服を選ぶ

帰宅後の習慣
玄関前で衣服を軽く払って花粉を落とす
手洗い・洗顔で顔や手に付いた花粉を洗い流す
洗濯物は室内干し、または花粉の少ない時間帯に短時間で外干し

室内環境の整え方
空気清浄機を入口付近に置くと効果的
換気は短時間で、花粉の少ない朝や夜に
床に落ちた花粉をこまめに掃除する

少しでも気持ちよく過ごすためのアイデア
花粉症の時期は、症状そのものだけでなく、気分が沈みがちになる方もいます。生活の質を保つための工夫も大切です。

朝の洗顔や鼻うがいで一日のスタートを軽くする
加湿を保ち、粘膜の乾燥を防ぐ
睡眠をしっかりとり、免疫バランスを整える
花粉予報アプリを活用し、外出計画を立てやすくする
ストレスをためないよう、軽い運動やリラックス時間をつくる


花粉症は「毎年のことだから」と我慢してしまう方も多いのですが、症状が強い時期に無理をすると、仕事や学業、睡眠の質にも影響が出てしまいます。
医療機関では、症状や体質に合わせて薬の種類や使い方を調整することができます。また、アレルギー検査でどの花粉に反応しているかを知ることも、より適切な対策につながります。

また、今の時期は花粉症とインフルエンザを同時に発症されている方もいらっしゃいます。花粉症でだるいのかな?など、ご自分で判断せず、つらさを感じている方は、どうぞ早めに医療機関にご相談ください。