インフルエンザが流行しています 〜今、私たちにできること〜
例年、冬になると流行するインフルエンザですが、今年も各地で患者数が増加しており、当院でも発熱やのどの痛み、全身のだるさを訴えて受診される方が増えています。
「ただの風邪だと思っていたらインフルエンザだった」「家族にうつしてしまった」という声も少なくありません。
今回は、現在のインフルエンザの状況と、患者様ご自身やご家族を守るために、今の時期に気をつけていただきたいポイントについてお伝えします。
インフルエンザはどんな病気?
インフルエンザは、インフルエンザウイルスによって起こる感染症です。
一般的な風邪と比べて、急に高い熱が出る(38℃以上)、強い倦怠感や関節・筋肉の痛みが出やすいのが特徴です。咳、のどの痛み、鼻水といった症状もみられます。
多くの場合は1週間前後で回復しますが、高齢の方、基礎疾患のある方、小さなお子さんでは、肺炎などの合併症を起こすことがあり、注意が必要です。
今シーズンの特徴

今シーズンは、例年よりも早い時期から流行が始まり、学級閉鎖や職場内での感染が目立っています。
また、発症初期は「少し熱っぽい」「体がだるい程度」と軽く感じられることもあり、気づかないうちに周囲へ感染を広げてしまうケースも見受けられます。
特に、年末年始や連休など、人が集まる機会の後に患者数が増える傾向があります。
こんな症状があれば、早めの受診を
次のような症状がある場合は、無理をせず、早めの受診をおすすめします。
- 急な発熱(38℃以上)
- 強いだるさ、関節や筋肉の痛み
- のどの痛みや咳が急に悪化した
- 周囲にインフルエンザの患者がいる
インフルエンザは、発症から早い段階で治療を開始することで、症状が軽く済むことがあります。「様子を見よう」と我慢しすぎないことも大切です。
予防の基本は、毎日の積み重ね
インフルエンザ予防の基本は、特別なことではありません。
日常生活の中で、次の点を意識することが大切です。

- 手洗い:外出後や食事前は、石けんで丁寧に
- マスクの着用:人混みや体調不良時には特に有効です
- 十分な睡眠と栄養:免疫力を保つために欠かせません
- 室内の換気:乾燥を防ぎ、空気を入れ替えましょう
「忙しくてつい後回しにしてしまう」ことも多いですが、こうした小さな習慣が、感染予防につながります。
周囲にうつさないためにできること
ご自身が体調不良のときは、「無理をしない」ことが、結果的に大切な人を守ることにつながります。
- 発熱や強い症状があるときは外出を控える
- 咳やくしゃみは、マスクやハンカチで覆う
- 家族内でもタオルや食器を分ける
「少し良くなったから大丈夫」と感じても、体はまだ回復途中のことがあります。周囲への配慮も、治療の一部と考えていただければと思います。
インフルエンザは、誰でもかかる可能性のある身近な感染症ですが、正しい知識と早めの対応で、重症化や感染拡大を防ぐことができます。
体調に不安を感じたときは、どうぞ遠慮なくご相談ください。
寒い日が続きますが、皆さまが少しでも安心してこの冬を過ごせるよう、当院でも引き続き診療体制を整えてまいります。
横川医院 -Yokokawa Clinic-