正月料理は華やかで楽しい一方、内科的には「食べすぎ・塩分・糖質」に注意が必要です。特におせちや餅は高カロリー・高塩分になりやすく、糖尿病や高血圧の方は工夫が欠かせません。

正月はおせち料理やお雑煮、餅など特有の食文化を楽しむ時期ですが、健康面ではいくつかのリスクがあります。おせち料理は保存性を高めるため砂糖や塩を多く使う傾向があり、糖尿病や腎臓病の方には血糖値や塩分過多が問題となりやすいのです。また、餅は腹持ちが良い反面、切り餅2個で茶碗1杯分のご飯と同じカロリーに相当し、つい食べすぎると血糖上昇や体重増加につながります。
食べ方の工夫
- 量を意識する:小皿に少しずつ盛り付けることで食べすぎを防ぐ。
- 減塩を心がける:醤油や塩を追加せず、素材の味を楽しむ。だしや香味野菜を活用すると薄味でも満足感が得られる。
- ゆっくり噛む:満腹感が得られ、血糖の急上昇を抑えられる。
- 活動量を維持する:正月は運動不足になりがち。軽い体操や散歩で基礎代謝を保つことが大切。
正月料理は家族の団らんを彩る大切な文化ですが、糖質・塩分・カロリーの過剰摂取に注意し、量や調理法を工夫することで健康的に楽しむことが可能です。新しい年を健やかに迎えるためにも、食べ方と生活習慣のバランスを意識しましょう。
まだまだインフルエンザが猛威を振るっています。また、新型コロナウイルスの現状も、収まっているわけではありません。
インフルエンザに関しては、ワクチンの接種が10月1日から始まっています。
また、新型コロナウィルスのワクチン接種も、大田区では接種日に満65歳以上の方(64歳の方は65歳の誕生日の前日から接種可)、接種日に満60歳以上65歳未満(59歳の方は60歳の誕生日の前日から接種可)で、心臓、腎臓、呼吸器の機能
またはヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫の機能に障害がある方(身体障害者手帳1級をお持ちの方)を対象に、令和7年10月1日から令和8年3月31日までの期間、自己負担額2500円で受けることが出来ます。
詳しくは、大田区のWebサイトをご覧ください。
体調をしっかり管理して、素敵な年末年始をお過ごしください。
横川医院 -Yokokawa Clinic-