横川医院だより

11月のお知らせ

インフルエンザが流行しています

9月、日本感染症学会は、インフルエンザワクチンの積極的な接種を推奨するという文書を発表しました。なぜならば、例年にはない早い時期にインフルエンザの感染が広がっているからです。インフルエンザワクチンなどの接種についての考え方を示した文書はWebサイトで公開されています。

この文書では、国内では 2020 年以降 大規模な流行がなくも流行がありませんでした。その間にインフルエンザウイルスに対する抗体価の低下がお子さんや高齢者を中心におこっていて、感受性者が増加している可能性があるとしています。

実際今年のインフルエンザの発生自体は春・夏もおこっていて、さらに現在増加傾向にあります。9月の時点でインフルエンザ患者全体の約半数が 15 歳未満の小児であると推定されていて、各地で学校での学級閉鎖が数多く報告されている状態です。そのうえ、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)も第 9 波と言える流行となっています。

これは、インフルエンザが普段は流行しやすくない時期でもインフルエンザが流行する可能性があること、流行の規模が大きくなる可能性があること、ほかの感染症との同時流行がこれまで以上に懸念されることなどが考えられます。

このことを少しでも防ぐためには、インフルエンザワクチンの接種が重要となります。ワクチンの供給量も例年以上となる見込みのため、特に子どもや高齢者、基礎疾患がある人など重症化のリスクが高い人だけでなく、リスクが低い人も含めて早めの接種をお勧めします。

横川医院では10月よりインフルエンザワクチンの接種を開始