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横川医院だより

 

 

梅雨に入り湿度の高い日が続いています。
また気温も上がってきていますので、なんとなく無防備な生活をしてしまいがちです。
薄着で寝てしまって高熱がでても「風邪かな?」などと思いがちですが、実はRSウィルス感染症である場合もあります。
RSウィルス感染症は、特に乳幼児に多い呼吸器の感染症のひとつです。
主な症状は発熱や鼻水ですが、非常に感染力が強いため、幼稚園や保育園などの施設内で感染するケースが多くみられます。例年秋から初春までに流行していましたが、近年では夏場からその流行が始まっています。

RSウィルス感染症の多くは軽症で済みますが、咳がひどくなる、「ゼーゼー、ヒューヒュー」という喘鳴を伴った呼吸困難が出るなどの症状が出現した場合は、注意が必要です。
潜伏期間は2~8日、初めて感染する乳幼児の約7割は、数日のうちに軽快します。
しかしその約3割は咳が悪化し、喘鳴、呼吸困難症状などが出現してしまいます。

この感染症はワクチンによる予防やウィルスそのものに対する治療薬がないため、発症した症状に対する対処療法が中心になります。
風邪と同じように熱があれば冷やし、脱水を防ぐための水分補給を行います。また、十分に睡眠をとって安静にします。

RSウィルスは感染している人の咳やくしゃみ、または会話をした際に飛び散るしぶきを浴びて吸い込むことで感染します。
また、ドアノブなどを触るなどして鼻や口などの粘膜や傷口などを通して感染する「接触感染」も成立します。
乳幼児に多い病気ではありますが、もちろん大人も感染します。
症状が風邪と似ているため、うっかり気がつかずに周囲の人に感染させてしまうことがあるので注意しましょう。

外から帰った後や空気が乾燥している時など、うがい・マスク着用の習慣を持ち、予防に努めるとともに、
風邪かなと思っても自己判断せず、かかりつけの病院を早めに受診しましょう。